施設・研究インフラ

九州大学 水素エネルギー国際研究センター 平面図

センター外観

センター外観

低圧水素コラボ実験室

低圧水素コラボ実験室

化学分析室

化学分析室

九州大学 水素エネルギー国際研究センター 平面図

水素エネルギー国際研究センターは、九州大学の水素利用技術研究の拠点として、平成17年度に建設されました(998㎡平屋建て)。平成18年度に設備関係の整備を終え、水素・燃料電池関係の研究を本格的に開始しています。当研究センターは、水素・燃料電池に関する多様なシーズを生み出すための学内共同利用施設であり、低圧水素コラボ実験室、システム実験室、データ解析室、精密測定室等、目的に応じた11の部屋から構成されています。低圧水素コラボ実験室には、11の実験ブースが設けられ、各ブースに排気フード、水素検知器、水素ガス緊急遮断弁などを設置し、1MPa未満の水素ガスを用いた実験を安全に行うことが可能です。さらに、センターの隣には、水素暴露実験棟、水素材料強度実験棟を設けており、より高圧(100MPa未満)の水素環境下での材料強度試験を行うことができます。

また、高圧ガス管理の資格を有する保安員が常駐し、巡回点検を行うとともに、利用者への安全講習会を定期的に開催するなど、安全対策にも万全を期しています。

当研究センターは「水素キャンパス」を目指す九州大学伊都キャンパスのシンボルともいえる存在です。

安全対策

水素エネルギー国際研究センターでは、1MPa未満の水素ガスを使用する実験を行うため、高圧ガス保安法に則り、ハード・ソフト両面でしっかりとした安全対策を取っています。

ハード面での対策

  • ガス集中配管・窒素希釈排気、警報、保安インフラの整備
  • ガス漏れ警報(第二段)時の水素ガスのボンベ口での遮断
  • ガス漏れ警報(第二段)時の実験エリアの電源遮断
ガス集中管理システム

ガス集中管理システム

低圧水素コラボ実験室

低圧水素コラボ実験室

ソフト面での対策

  • 水素利用実験従事者に対する安全講習会の実施(実験従事前の受講を義務化)
  • 高圧ガス製造有資格者(甲種)の配置
  • 保安員による常駐監視(4時間毎に水素を使用する全ての実験装置をチェック)
  • ヒヤリハット報告書の提出義務づけと利用者への周知
    (月1回開催の安全衛生会議にてヒヤリハット報告書に関する対応策を検討)
ヒヤリハット掲示板

ヒヤリハット掲示板

安全講習会の様子

安全講習会の様子