文部科学省特別経費事業「産学官地域連携による水素社会実証研究」キックオフミーティング 開催 ~ 開催報告を掲載しました ~
多数のご参加ありがとうございました。
ご挨拶
平成22年度から、文部科学省特別経費のご支援を受けて、「産学官地域連携による水素社会実証研究」事業がスタートしました。水素利用技術を生かした低炭素社会実現のため、福岡県及び 福岡水素エネルギー戦略会議※1と連携して「水素キャンパス」(伊都キャンパス)で、基礎基盤・産学連携研究と連動した実証研究を実施し、産学官と地域が一体となった世界オンリーワンの水素エネルギー研究教育拠点を構築することを目指しています。本事業では、すでに4月に全学公募が実施され、多くの部局・部門の研究者が参画した計45件の全学プロジェクトが実施されています。また、本年12月に開始予定の、「カーボンニュートラル・エネルギー研究拠点」(文部科学省世界トップレベル研究拠点プログラム)※2の活動を支える基盤研究プロジェクトとしての役割も担っています。
このたび、本事業のキックオフミーティングを以下のとおり開催することとなりましたのでご案内いたします。
当日は、燃料電池ハイブリッドバス試乗会をはじめ、水素エネルギー研究施設、九州大学水素ステーションや家庭用燃料電池システムなどの見学会も予定しています。
皆様方のご参加をお待ちしております。
開催概要
○ 日 時 : 平成22年9月28日(火) 13:00~17:30(交流会17:30~19:00 ※要事前申込。)
○ 場 所 : 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)
○ 主 催 : 九州大学水素エネルギー国際研究センター
福岡水素エネルギー戦略会議
○ 定 員 : 100名 * どなたでもご参加いただけます*
○ 参加申し込み : ホームページからお申し込みください。
→ 参加申し込みはこちらから * お早めにお申し込みください *
プログラム
* 詳細は キックオフミーティングチラシ(PDF 9月21日更新) をご参照ください。
■ 主催者挨拶
九州大学 水素エネルギー国際研究センター長 佐々木 一成
■ 総長挨拶
九州大学 総長 有川 節夫
■ 来賓挨拶
文部科学省 大臣官房 戸渡 速志 研究振興局担当審議官
■ 事業概要紹介
九州大学 水素エネルギー国際研究センター長 佐々木 一成
■ 基調講演 1
「サスティナブルモビリティ実現に向けた水素エネルギーへの期待」
トヨタ自動車株式会社 FC開発部 主査・担当部長 大仲 英巳 氏
→ 講師紹介はこちら
■ 基調講演 2
「産学官地域連携による水素社会実現に向けて」
水素エネルギー製品研究試験センター理事長・九州大学客員教授 渡邊 正五 氏
→ 講師紹介はこちら
■ プログラム紹介
*全学公募による水素社会実証研究45テーマの中から5つのテーマについて発表します。
「理想的界面構造を持った高温・低加湿用燃料電池触媒の開発」
九州大学 高等研究院 特別准教授 藤ヶ谷 剛彦
「カーボンニュートラル燃料電池の実証研究」
九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門 助教 白鳥 祐介
「水素製造ペーパー構造体触媒の開発」
九州大学 大学院農学研究院 環境農学部門 准教授 北岡 卓也
「水素システム用高分子材料の研究」
九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門 教授 西村 伸
「水素関連技術のビジネス化に関する共同研究」
九州大学 大学院経済学研究院 産業マネジメント部門 准教授 高田 仁
■ ポスターセッション
*会場ロビーにて、全学公募による水素社会実証研究45テーマのポスター発表を行います。
■ 研究施設見学 ※当日お申し込み下さい。整理券をお渡しします。
■ 燃料電池ハイブリッドバス試乗会 ※当日お申し込み下さい。整理券をお渡しします。
■ 特別講演
「水素プロジェクトの将来を担う若手研究者への期待」
九州大学 理事・副学長 村上 敬宜
■ 交流会
稲盛財団記念館1階「天天」(参加費3,000円) ※参加申込時に併せてお申し込み下さい。
※1 福岡水素エネルギー戦略会議
水素の製造、輸送・貯蔵から利用までの一貫した研究開発や社会実証、全国唯一の人材育成などに取り組む全国最大の産学官連携組織(2004年8月発足)。2010年9月1日現在、602企業・機関が会員として参加。
会長は、黒木 啓介(くろき けいすけ)新日本製鐵株式会社 代表取締役副社長。
※2 「カーボンニュートラル・エネルギー研究拠点」(文部科学省世界トップレベル研究拠点プログラム)
文部科学省が、我が国の基礎研究機能を格段に高め、国際競争力を強化していくため、高いレベルの研究者を中核とした世界トップレベルの拠点形成を目指す構想に集中的な支援を行うプログラム。平成19 年度に採択された5拠点に続き、平成22 年度公募において、九州大学が提案した「カーボンニュートラル・エネルギー研究拠点」が採択された。
2010. 10. 07[thu]