水素エネルギー国際研究センターの利用実験課題の公募について ~終了しました~
水素エネルギー国際研究センターでは、学内共同利用施設として平成18年11月からラボスペースの供用を開始しました。当初、NEDO水素先端科学基礎研究事業の実験課題に多くを提供してきましたが、このたび同事業専用実験棟の竣工により実験装置の移設が進み、全学にラボスペースを提供できることとなりました。
つきましては、水素の製造から輸送、貯蔵、さらに燃料電池などの水素利用に関する研究を行う研究者や研究グループに、水素インフラの整備されたラボスペースを提供します。水素分野の産学連携拠点と位置づけられている当センターのミッションを踏まえ、以下の条件に合う利用者に利用を許可します。
(1)水素関連の研究テーマであること(水素関連以外の研究目的での利用は厳
にお断りします)。
(2)水素分野の産学連携研究や公的支援による研究プロジェクトの一環として
利用すること。
(3)当センターの報告書やパンフレット作成、視察者への対応に協力していただ
けること。
利用を希望する方は、利用申請書類一式を、1月8日(木)までに伊都地区特定大型研究支援室(HY30内、内線3900、E-mail:sprsyomu@jimu.kyushu-u.ac.jp )宛に提出してください。
※ 利用申請書様式 → こちらをクリックしてください。
【水素エネルギー国際研究センター ラボスペースの提供について】
1.水素エネルギー国際研究センター棟(HY30)は、高圧ガス保安法第24条の5に規定する「その他消費施設」であり、次の実験には利用できません。
(具体的実験条件については、入居前にあらかじめ御相談願います。)
(1)RI、放射線発生装置を使用する実験
(2)P3及びP4レベルの組換えDNA実験
(3)化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律に定める物
質を使用する実験
(4)1MPa以上の高圧ガスを扱う実験
(5)20?以上の大量の可燃性ガスを貯める実験
(6)集中配管インフラから供給されるガスを0.01N?/min以上
大量に流す実験
(7)火気を使用する実験
2.利用対象ラボスペース
(1)低圧水素コラボ実験室(共用型ラボスペース) 3ブース程度
(2)計測管理室(個室型ラボスペース) 3室
(現在インフラ工事中であり、平成21年3月から使用可能予定)
3.設備の概要(低圧水素コラボ実験室及び計測管理室共用)
本センターの設備は、ガス配管設備、換気設備、計装設備で構成
(1)ガス配管設備(集中配管)
ボンベ庫に水素ガスシリンダーマニホールド(C/M)、コンプ
レッサー室にエアーコンプレッサーを設置し、窒素ガス(N2)
を大型実験棟から延長し、各フードに配管している。
各排気フードの壁には減圧弁ユニットを設置し、各ガスを減圧
して供給できる。
(2)換気設備
排気フードを低圧水素コラボ実験室に11基、計測管理室は各
室に1基設置し、各フードには排気ファンを併設している。
また、全体換気としてルーフファンがある。
(3)計装設備
フードに水素ガス検知器を設置し、ガス漏えい時には換気ファ
ンの運転及び電源遮断を自動で行う。
4.利用手続き
(1)利用申請
本学の教員又は本学のプロジェクトに参加する研究員は、所定
の使用申請書を提出し、センター委員会の審査を経て、センター
長が許可します。許可後、随時利用可能です。
企業等の実験機器を設置する場合も、本学の教員又は本学のプ
ロジェクトに参加する研究員が申請者となります。
(2)利用期間
同一実験課題による利用期間は、原則1年以内とし、3年を限
度に更新できます。
5.利用料
四半期ごとに、使用者の属する部局に執行額を振り替えるものとします。
(1)低圧水素コラボ実験室
・ 使 用 料 21年度は無料とします。・ 光熱水料 電気料及びガス料
(2)計測管理室
・ 使 用 料 21年度は無料とします。
・ 光熱水料 電気料及びガス料(面積割による。)
(3)利用料を支払う経費の種類は問わない。
2008. 12. 15[mon]